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有限会社 (とう)()  横田園

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■[第九回] 花粉症とべにふうき緑茶

「べにふうき」という紅茶用品種の緑茶に抗アレルギー作用があることがわかり、さまざまな研究が進められています。

最近の臨床試験で、べにふうき緑茶にショウガのしぼり汁を加えると、抗アレルギー作用が増強されることが明らかになりました。

これらは2009年12月3日に行われた緑茶研究公開セミナーで、独立行政法 人農業・食品産業技術総合研究機構野菜茶業研究所、野菜・茶機能性研究チーム長の山本万理さんが、この臨床試験のデータを含む研究結果を発表しました。

「べにふうき」はもともと紅茶のアッサム種に近い品種で、成熟した葉の部分に抗アレルギー作用のあるメチル化カテキン(EGCG3”MeやEGCG4”Me)を多く含みます。緑茶として価値の高い新芽や茎の部分には少量しか含まれていません。また、日本で最も多く流通している緑茶品種の「やぶきた」には全く含まれていません。

このメチル化カテキンは、(1)アレルゲンに対して反応するIgE受容体の発現を抑制する(2)マスト細胞に直接入って情報伝達たんぱく質の活性を阻害する(3)アレルギー症状の直接的な引き金となるヒスタミンの放出を抑える――この3つの作用点でアレルギー症状を抑えると考えられています。

 

スギ花粉症のボランティアを集めて行われた臨床試験では、被験者を2群に分け、一方にはべにふうきなどのメチル化カテキンを含む緑茶を、もう一方にはメチル化カテキンを含まない緑茶を飲んでもらい、症状をスコア化し、その結果、メチル化カテキンを含む緑茶群では、鼻をかむ回数、目のかゆみ、のどの痛みの3点で顕著な症状の改善が見られたそうです。

また、べにふうき緑茶の効果を増強する食品(ショウガ、カイワレ大根、ブロッコリースプラウトなど)との組み合わせを調べる試験管レベルの実験も行われたそうです。

この実験では、マスト細胞で産生され、炎症の原因となるサイトカインTNF-αへの影響を調べたのですが、べにふうき緑茶が単独でTNF-α産生を40%抑制、ショウガは単独で70%抑制、べにふうき緑茶とショウガを組み合わせると、95%抑制することがわかったそうです。

この実験結果をもとに、べにふうき緑茶にショウガ汁を加えたものの飲用試験を行ったところ、べにふうき緑茶だけのグループやメチル化カテキンを含まない緑茶のグループに比べて、べにふうき緑茶+ショウガ汁のグループは鼻をかむ回数やレスキュー用に用意された抗アレルギー薬をのむ回数が減ることが確認できたそうです。

 

メチル化カテキンの摂取量を変えて効果を調べた試験結果から、山本さんは「1日にメチル化カテキン34mg以上を目安に摂取したい」と発表しています。「べにふうき緑茶」を味覚的に美味しいと感じるのは100ccの水に対して1g程度と言われています。

これらを総合するとこメチル化カテキンを効率良く抽出するには、4g程の茶葉を400ccの沸騰した湯に入れて5分以上煮出すのがベストで、緑茶に加えるショウガのしぼり汁を耳かき1杯ぐらい入れる事が良いと思われます。

またメチル化カテキンの体内在中時間は2~3時間と言われています。ですので一気に飲むのではなく、数回に分けて飲む事をお薦めします。また花粉飛散開始後からのみ始めても効果は期待できますが、飛散開始1カ月半前からのみ始めると、より効果が高いと言います。

 

花粉症の症状が出ている皆さんをお見かけするようになりました。

普段召し上がっている「日本茶」を「べにふうき緑茶」に替えるだけで、症状が軽くなる事が期待出来ます。

どうぞお試しになって下さい。

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