お知らせが遅くなりましたが本年…
お正月の準備が整いました。
12月30日、無事にしめ飾を済ませ、お店もお正月を迎える準備が整いました。
大晦日に門松や、松飾りを飾る事を「一夜飾り」と言われ、良くないと昔から言われています。
これは「お正月の神様をお迎えするのに、たった一夜では誠意にかける」とか、「葬式の時には、『一夜飾り』になる為に、それに通ずるから避けた方がよい」という説などいろいろあります。
しかし本当の意味は、「新しい年の歳神様が、三十一日の早朝に、その家に来られる」からです。ですから三十一日の昼間や夜に飾ったのでは、間に合わないのだそうです。
門松も松飾りも、歳神様をお迎えするものです。三十一日の早朝に歳神様が来られたときに、松飾りなどがない家には、「この家には、神を迎える意志はないのだな」と家の前まで来て下さっても、そこから家の中へは入られずに、そのままUターンして、お帰りになってしまわれるのだそうです。
歳神様は、毎年変わられますので、このときに歳神様をお迎え出来なかったときには、その年一年、その家に歳神様はいらっしゃらないことになってしまいます。
今までの歳神様は、元旦の零時ちょうどにお帰りになるのだそうです。
きちんとお飾りをして歳神様をお迎えすると、三十一日の日に、それまでその家の方達を守って下さっていた歳神様が引き継ぎをなさるのだそうです。
お店の前には「玉飾り」と呼ばれるしめ飾りを施します。
この玉飾りは、後ろのしめ縄が玉のような輪になっています。
太いしめ縄を輪にしたものに、前垂れ、裏白、紙垂、譲り葉、橙、海老、扇など色々な縁起物をつけたしめ飾りです。