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進化する遺産となるために

狭山茶を世界農業遺産に
わが国において将来に受け継がれるべき伝統的な農林水産業システムを広く発掘し、その価値を評価するため、「日本農業遺産」が制定されました。
認定基準は
1.遺産登録後も農業従事者・土地所有者の生計の保障があること
2.生物多様性があること
3.伝統的な農法が継承されていること
4.農業に関連する文化が伴うこと
5.遺産価値を証明する土地利用があること
6.災害時に対する回復力があること
7.農業法人やNPOなど多様な主体の参加が見込まれること
8. 6次産業の推進
となる。
そのような中、狭山茶生産農家がいる埼玉県内11市町が7月26日、入間市博物館において「狭山茶農業遺産推進協議会」の設立総会が開かれました。
自治体と生産者が連携し、狭山茶の日本農業遺産登録と世界農業遺産の申請承認に向け、平成30年に農林水産大臣への申請書提出を目指します。
狭山茶は明治8(1875)年、埼玉県域の製茶業者30人が茶の直輸出を目指し、狭山製茶会社を設立したのを契機に茶の名称が統一され、ブランドが確立しました。
「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」とうたわれる優れた品質が国内外に周知される一方、栽培面積の減少など課題も抱えています。
協議会は「農業遺産登録を通じ、狭山茶産地の特徴である『自園・自製・自販』(自家栽培、製造加工、販売)の伝統的システムを継続し、多様な生態系維持、地域産業や観光などの振興を図る」ことを目的にしています。
私たち生産者も、過去のものをそのまま保護するのではなく、「狭山茶」という地域ブランドを発展させる「進化させる遺産」としてとらえ、認定だけではなく、その後をしっかりと考えた長期的な取り組みをしていかなければならないと思います。
※画像につきましては「ガッツ藤本(藤本正人)のきょうのつぶやき」からお借りしました
 
 

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