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土壌物理性改善のために


乗用型導入茶園においては年間 20 回程、畦間を通路として利用するため、クローラーの踏圧により、畦間土壌の物理性悪化 が懸念されています。
土壌の種類に関わらず、畦間の深さ 5~15cm の土壌が圧 密されていて孔隙率が低下していると言われています。
 

これをサブソイラーという機械を使って深耕することにより、可搬式摘採 機の茶園とほぼ同程度の孔隙率が確保されます。
また サブソイラーによる深耕は反転深耕に比べて、物理性改善効果は大きく、毎年秋期に行う事により、次年以降の一・二 番茶の生葉収量が平均 15%程度増加すると言われています。
 

この深耕は、土壌の構造(物理性)を改善して、根の生育に適した環境にするために行います。
土壌の物理性の改善とは、まず透水性・通気性をよくし、膨軟性をよくすることです。
しかし、深耕はあくまで一時的な土壌の膨軟化です。それを長期的に保つために刈り落とし材などの地表にある有機物をすき込むことが必要です。
深耕と合わせて有機物の供給や改良材の投入を行うことで根に有効に利用され、土壌改善効果を得ることができます。
そして、深耕の目的は有効土層を深くすることです。余分な水を排除して通気性をよくし、活力のある根が深く入っていけば、肥料の効果が高まり、干ばつにも強い茶園になります。
この作業は根が活性化する前で、三番茶芽の生育停止時期の8月中旬~9月上旬に行うのが良いとされています。
茶樹の養分吸収が活発になる秋期(10月)には根が回復していることが必要となります。

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