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■[第11回] ポリサッカライドと糖尿病抑制

緑茶はカテキンによる健康作用が大変有名ですが、カテキンとともに緑茶を水出しすることで抽出されるポリサッカライドという成分が、血糖値を下げるといわれています。

緑茶の価格としては高級茶に位置づけられる玉露、一般的に流通量の多い煎茶、夏以降から秋冬にかけて収穫される番茶と続きますが、血糖値を下げるのに有効な成分「ポリサッカライド」が多く抽出されるのが番茶です。

ポリサッカライド(polysaccharide)とは多糖類を英語で表現したものです。水出し番茶に溶け出す多糖類はL-アラビノース、D-リボース、D-グルコースなどが結合したもので、「ポリサッカライド」というと血糖値を下げるのに何か特別な成分が新たに発見されたというような印象を受けますが、ポリサッカライドとは単糖が複数集まって構成される多糖類と呼ばれます。

例えばご飯に含まれる炭水化物も多糖類ですし、野菜やきのこに含まれる食物繊維も多糖類に分類されます。小麦の炭水化物、寒天の食物繊維も全て多糖類です。

 

この「ポリサッカライド」は「カテキン」と同様に、5月に収穫される新茶よりも6~7月に摘む二番茶、それ以上に10月に摘む秋冬番茶により多く含まれています。

 

標準的な秋冬番茶の抽出方法です。

まず番茶30gをポットやペットボトルなどに入れ、次に水を1リットル入れます。それを冷蔵庫に一晩ねかしておき、有効成分のポリサッカライド(多糖類)を抽出すれば出来上がりです。

前日の晩のうちに冷蔵庫に入れて作っておき、次の日の朝でき上がったものはその日のうちに飲み切る事をお薦めします。冬など冷たいものが飲みにくい時は、電子レンジ等で温めても効果は変わりません。

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